親知らずを抜くほか、智歯周囲炎・顎関節症・顎顔面外傷・顎変形症・歯ぎしり・いびき マウスピース作成等の施術を行います。
一般的な歯科治療に先行して行われる骨や粘膜に対する治療など、その範囲は非常に広いものとなっています。
第3大臼歯、智歯とも言われます。正しい位置に生えて健康な場合は抜く必要はありませんが、骨や前の歯にぶつかったりして歯肉の中に埋もれたままである場合が多く見られます。また、すでに他の歯で顎骨がふさがっているためにスペースがなく、一部のみ歯肉の外へ現れる場合もあります。部分的に生えた歯は横に傾くことが多く、隣接する歯にダメージを与えます。
歯のクリーニングのためだけでなく、永久歯の状態を見守るためにも、定期検診が重要です。当クリニックでは、口腔内の診査およびX線写真をもとに親知らずの歯の状態を把握し、抜歯すべきか否かについて検討します。
親知らずの一部が口の中に現れている状態になっていると、歯と歯肉の間に深い袋状の隙間ができます。そこに細菌や食べかすがたまると炎症を引き起こします。
初期症状では親知らずの周りが腫れて食事中に痛む程度ですが、悪化すると痛みが増し、発熱する可能性があります。さらに別の病気を誘発する恐れもあります。
親知らずは17歳~21歳の頃に生えてきます(個人差はあります)。寝不足など体力が低下していると智歯周囲炎が起きやすくなります。症状が悪化する前に早めにご相談ください。
「あごがコキッ、ポーン、ガリッと音が鳴る」「あごが痛む」「口が大きく開かない」など、あごの関節に発生する何らかの異常の総称です。軽症から重症、症状の原因など様々ですが、「頻繁な頭痛」や「耳鳴り」も顎関節症の咬合異常の可能性があります。
症状を放置すると体全体のバランスがおかしくなり、腕や骨盤の筋肉にまで影響が及ぶ可能性があります。
頭痛や顔面の筋肉の疲労感など他の診療科目の医院を受診されても異常が見つからない場合は、歯や顎関節に原因があるかもしれません。以下の症状・兆候に心当たりがある方はご相談ください。
事故やスポーツによる顎顔面の外傷、骨折等の治療を行います。
上あごや下あごの大きさや位置などの異常で、顔面の変形や噛み合わせの異常がある場合を顎変形症といいます。噛み合わせ異常の矯正治療でも、顎変形症治療は保険が適用されます。
多くの患者さんは、自分が歯ぎしりをしていることに気がついていません。それは歯ぎしりをするのは就寝中が圧倒的に多いためです。歯ぎしりをしていると、朝目覚めたとき鈍い頭痛や歯痛、顔の痛みなどを感じることがあります。歯ぎしりはそのような不快感をもたらすだけでなく、歯のエナメル質を摩滅したり、ついには歯をグラグラにしてしまうこともあります。
歯ぎしりは性別や年齢に関係なく発生する症状です。いくつかの要因が考えられますので、以下の症状に心当たりがあり歯ぎしりをしている方はご相談ください。
いびきは睡眠時に呼吸が部分的に閉塞されて生じる音です。いびきをかく成人は全体の1~3割にのぼり、子どもでもいびきをかくことがあります。そのすべてが身体的な問題と関係しているというわけではありません。
しかし、いびきは快適な睡眠を妨げ、睡眠の質を大幅に低下させます。大きないびきは呼吸困難を招いたり、睡眠を中断させたりします。結果として一日中疲れを感じるようになります。
また、いびきは閉塞型睡眠時無呼吸症候群(OSA)の主要な兆候でもあります。これは死に至る可能性のある疾患で、睡眠時に何度も呼吸が停止します。酸素が欠乏するため夜間にくり返し目が覚めます。OSAの人は日中に激しい眠気に襲われるばかりか、高血圧や心臓発作、脳卒中などの発症のリスクが高いといわれています。
歯科では、いびきの治療として医療用マウスピース(マウスガード)の作成を行います。その他の治療との組み合わせが必要な場合もあります。
休診日:水曜・祝日
(年末年始等の長期休暇、臨時休診は、休診のお知らせ欄で告知いたします)